TARIFFS × YOUR PORTFOLIO
トランプ関税で、あなたの投資はどうなる?
政治的な賛否ではなく、「関税ニュースが出たら次に何を見るか」を理解するための投資家向けページです。
TRANSMISSION PATH
関税は、どの経路で株価へ届く?
WHO PAYS?
そもそも関税とは? 誰が払う?
関税を米税関へ納めるのは原則として輸入者側ですが、経済的な負担は輸入業者・海外メーカー・米国内企業・消費者の間に分かれ得ます。
BEFORE / AFTER
20%関税なら、価格は必ず20%上がる?
TIMELINE
トランプ関税の歴史:発表と発動を分ける
鉄鋼・アルミ / 中国301関税
第1次政権で鉄鋼・アルミと対中関税が主要テーマに。
発動相互関税の枠組み
Executive Order 14257で国別の相互関税枠組みを発表。
発表国別の枠組み合意
EU・日本・韓国・ベトナムなどで税率や市場アクセスの枠組みを調整。
変更・合意司法判断後の再構成
Reutersによると、最高裁判断で緊急権限ベースの関税が無効化され、その後別の法的根拠による一時的輸入課徴金などへ政策が再構成。
司法判断インド
追加25%措置を解除し、相互関税を25%から18%へ引き下げる枠組み。
変更品目別・国別措置が継続
鉄鋼・アルミ・銅、医薬品、ドローン、カナダ特定品目などで個別措置。
品目別中国
高率の相互関税の一部停止を継続する措置。対中措置は301・輸出規制等も重なり複雑。
停止延長WORLD TARIFF MAP
主要国との関税関係
一律の「国別税率」だけでは説明できないため、一般枠組みと品目別措置を分けて表示します。各カードを開くと確認ポイントが見られます。
🇨🇳 中国 停止・301等が重層
高率の相互関税の一部停止は2026年11月10日まで継続する大統領措置。301関税、輸出規制、個別交渉は別制度として確認が必要。
🇯🇵 日本 15%枠組み
日本産品は、一般にMFN税率と追加関税の合計が15%となる枠組み(一定の例外・品目別措置あり)。
🇮🇳 インド 18%枠組み
2026年2月の米印枠組みで相互関税を18%へ。ロシア産原油を理由とする追加25%措置は2月7日付で解除。
🇪🇺 EU 15%枠組み
多くのEU原産品についてMFNと相互関税を合わせ15%とする枠組み。鉄鋼など品目別制度は別確認。
🇨🇦 カナダ 品目別・USMCA
一律税率ではなくUSMCAと追加措置が重なる。2026年夏以降、特定の乳製品・自動車・酒類などで追加措置・輸入制限が変更。
🇲🇽 メキシコ USMCA・品目別
USMCA適格性や品目別措置を確認。関税ニュースだけでなく原産地規則・労働執行措置も市場影響要因。
🇰🇷 韓国 15%枠組み
KORUS/MFNまたは15%の高い方を適用する枠組み。自動車等のSection 232も15%へ調整する合意。
🇻🇳 ベトナム 20%枠組み
2025年10月の米越枠組みで、ベトナム原産品の相互関税20%を維持し、一部品目にゼロ税率候補。
MARKET DASHBOARD
関税ニュースが出たら、最初に見る市場
S&P 500
S&P500への2つの影響経路
① 企業利益ルート
価格転嫁できる企業と、できない企業で差が出ます。
② 金融政策ルート
景気悪化が強ければ、金利方向が逆になる可能性もあります。
NASDAQ / AI / SEMICONDUCTORS
半導体・AIは「関税」だけでは読めない
輸入時の税負担。価格・利益率へ影響。
特定技術・製品を輸出できるかのルール。
半導体装置・AIチップ等の安全保障政策。関税とは別制度。
JAPAN
日本株への影響
自動車
現地生産比率、値上げ、販売台数、ドル円。
機械
設備投資需要と米景気。
半導体
関税+輸出規制+AI投資。
鉄鋼
Section 232等の品目別措置。
商社
資源・為替・世界貿易量。
電子部品
中国・米国双方の需要と供給網。
INDIA
関税はインドにとって悪材料だけ?
輸出産業への逆風
米国向け輸出に関税負担が増えると、繊維・機械・一部製造業などの価格競争力や利益率へ影響。
China+1の追い風
企業が中国依存を下げる場合、電子機器・製造業への直接投資がインドへ移る可能性もあります。
INFLATION
関税率20% = CPIが20%上がる、ではない
関税対象品がCPI全体の一部であること、企業・輸出側が一部を吸収すること、為替や代替調達が動くことから、関税率と物価上昇率は同じではありません。
FED DILEMMA
関税とFRB:インフレと景気減速の綱引き
インフレ圧力
輸入価格や企業コストが上がる → 利下げしにくくなる要因。
景気減速圧力
貿易量・投資・利益が弱る → 利下げしたくなる要因。
USD/JPY
「関税=ドル高」と単純化しない
EVENT STUDY
過去の関税発表で市場はどう動いた?
イベント分析で比較する市場
S&P500、Nasdaq、日経平均、Nifty50、米10年債利回り、USD/JPYを同じ基準日で比較する設計です。データの出所と取得日時を併記して検証します。
ANNOUNCEMENT ≠ EFFECTIVE
「発表」と「発動」を絶対に混同しない
SCENARIOS
今後を予想するのではなく、何を見るか
| シナリオ | S&P500 / Nasdaq | 日経平均 | Nifty50 | 米10年債 | ドル・インフレ |
|---|---|---|---|---|---|
| ① 関税縮小・交渉進展 | 利益率・設備投資の改善を見る | 輸出企業の見通し改善 | 米印合意・China+1を見る | 景気期待とインフレ低下の綱引き | 金利差・景気へ焦点移行 |
| ② 現状維持 | 企業がコストを吸収できるか | 為替と現地生産比率 | 18%枠組みと輸出品目 | 関税の物価転嫁を確認 | CPI/PPIを見る |
| ③ 関税拡大 | EPS下方修正・PERを見る | 自動車・機械を重点確認 | 輸出とINRを見る | インフレ vs 景気悪化 | 単純なドル高前提にしない |
| ④ 報復関税の連鎖 | 世界売上比率・供給網 | 世界貿易量の悪化 | China+1恩恵と世界減速を両方見る | 安全資産需要も加わる | 通貨ごとの差が拡大 |
TARIFFS × IRAN WAR
関税と原油高が同時に来たら?
INVESTOR CHECKLIST